農業生産法人ベルファーム
営業部長 永島孝一さん
つくば市下岩崎にある農業生産法人ベルファームさんは、平成4年10月に設立された農業生産法人で、野菜の生産から加工まで行い、主に青汁などの野菜ジュースの製造を行っています。
しかも、その加工方法は社長自ら考案し特許を持つ特殊圧搾機により、コールドプレスよりさらに栄養素を破壊せずに抽出することができるという優れもの!
しかも、収穫してから加工までの時間を極力短くするため、畑と工場が同じ敷地内にあります。
そのベルファームさんで営業部長を務める永島孝一さんに、商品のこだわりや地元の魅力についてお伺いしました。
永島さんはもともと別の会社に勤めていたところ、まだまだ創成期だったベルファーム現代表取締役とたまたま出会い、その社長が作るほうれん草の味に感銘を受けて、頼み込んで一緒に野菜作りに参加させて頂いたそうです。
というのも、永島さんのご実家も農家さん。
しかし、使う農薬などの為か、ご両親の体調がすぐれないことが多かったそうで、そんな農業に疑問を持っていたそうです。
代表取締役鈴木靜夫さんのモットーは「土作り」
ケールも人参も人間が作るのではなく、土が作ってくれるのです。
私はいつも土の状態を見てきました。
健康な土に作物の美味しさが宿るのです。
(社長の想い:ベルファームホームページより)
美味しい野菜を作るために、肥料を与えたり農薬を撒いて虫から守ったりするのではなく、微生物が息づく「健康な土」をしっかり作ることで、自然と美味しい野菜ができあがり、その野菜は身体に優しく吸収される。
永島さんも、微生物が土を作り、その土が野菜を作り、その野菜をいただく。
それは、「生きている命をいただく。命をいただいて生きている」ことだとおっしゃっていました。
キーワードは「楽しい」
このこだわりから生まれた青汁やニンジンジュースは、たくさんの方からご愛飲されています。
健康を求めるとどうしても窮屈になりがちで、食事制限など辛いことが増えると思います。
畑や土はとても楽しくて元気が出る!
子どもたちのなりたい職業ランキングで、近年ではyoutuberが人気になってきています。
なぜかと考えた時に思ったことが「youtuberは楽しんで放送している」ということです。
何をする上でも「楽しい」ということは非常に重要なことだと思います。
農業にも楽しみ方を増やし、魅力ある職業にしたい。
今後も商品力を強化しながら楽しみを増やして行きたいと永島さん。
なんとも言えない気持ち良さ
ベルファームさんがある、つくば市下岩崎周辺と牛久沼の思い出についてお聞きしました。
下岩崎周辺は高台にあり、水はけが良くて野菜、根菜を育てるのに適している土地とのこと。
しかも、牛久沼のおかげで真冬でも少し暖かいそうです。
水辺は寒いイメージでしたが、これには驚きました。
そして何より、なんとも言えない気持ち良さがあると。
牛久沼はお子さんと釣りをしたことがあるそうで、子どもはとても喜んでいたそうです。
ゲームやインターネットのオンライン体験ばかりではなく、自然と遊ぶ場、コミュニティーの場など、みんなとつながる場所になって、楽しみながら新たな発見ができる牛久沼になればとおっしゃっていました。
ビートやケールの絞りカスを使って草木染めもできるそうで、こういったワークショップも計画中とのこと。
ワークショップを通じて野菜の素晴らしさ、自然の素晴らしさも楽しみながら伝えて行きたい。
今後ますます楽しい企画、美味しい商品を開発するのが楽しみでしょうがないという感じの永島さんでした。
<ゲスト>
農業法人ベルファーム
営業部長 永島孝一
<インタビュアー>若林和浩
ベルファームさんについて詳しくは公式ホームページをご覧ください。
https://www.bellfarm.co.jp/