牛久沼には、遥か昔から河童が住むという言い伝えが残っており、「河童松」「河童の秘薬」という昔話もあります。
その中でも、牛久にアトリエを構え、河童の絵を多く残した小川芋銭は、牛久沼と切っても切れない存在です。
新聞の挿絵や漫画を書くことから始まり、のちに横山大観にも認められ、日本美術院の同人になるなど、その絵は高く評価されました。
身近な農村風景や狸やうさぎなど野生の生き物も表情豊かに、水の中を泳ぐ河童はのびのびと描かれています。
雲魚亭はアトリエとして建てられましたが、完成後間も無く脳出血で倒れ、おもに病室として使われました。
現在は小川芋銭記念館として複製画や愛用品などが展示されています。
すぐ近くには河童の画を石碑にした「河童の碑」があります。
小川芋銭(1868〜1938)
「雲魚亭」ご利用案内
<開館日>
土曜日,日曜日,祝日のみ室内公開
休館日以外の平日は、庭から室内をご覧いただけます。
<開館時間>
9:00~17:00(4月1日~9月30日)
9:00~16:00(10月1日~3月31日)
<休館日>
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)及び12月28日~1月4日
入場料・・・無料
そのほか、団体でのご利用の場合などは、牛久市役所にお問い合わせください。
「牛久市教育委員会文化芸術課文化財グループ」
http://www.city.ushiku.lg.jp/page/page000312.html
河童の碑の360度写真です。ぐるぐる回ります。